先日見かけた動画で驚いたものがあります。
中国のある工場で手作業を行なっている大量の従業員には、視点が映されるカメラが取り付けられています。その手作業を画像解析するのが目的で最終的には、人型ロボットに置き換えられる計画のようでした。
Xを閲覧していた時に「おすすめ」に流れてきたものでしたが、その動画はリンクブックマークしていなかったので分からなくなってしまったのですが、目的としているのは次のイメージも近いと思います。

そこで働いている人はどのような思いで、作業していたでしょうか。都内のコンビニだけではありませんが、レジの無人化が進んでいます。働かなくても生きていける社会であれば心配は入りませんが、人が不要な社会の到来としてみると、AIに奪われない職業や機械化が難しい職業とは何か?気になってしまいます。
私たちの未来の社会とは、どういったものが作られようとしているのか?ヒントは内閣府の HP にあります。
まず、内閣府とは下記のとおり、国政上の重要なことを企画立案している官庁です。
2001(平成13)年1月に,総理府・沖縄開発庁・経済企画庁が統合して発足した官庁。国政上の重要な具体的事項に関する企画立案,総合調整などを行う。
引用:【内閣府】 | な | 辞典 | 学研キッズネット
狩猟社会から始まり、私たちはいま情報社会(Society 4.0)を生きていますが、次の Society 5.0 として「サイバー空間とフィジカル空間を融合させる社会が提唱されています。
我が国が目指すべき未来社会の姿であり、狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く新たな社会です。第5期科学技術基本計画(平成28年1月22日閣議決定)において、「サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会」としてSociety 5.0が初めて提唱されました。
サイバー空間といえば、こちらの記事に掲載した伊藤穰一氏の説明にもありますが、「web3」の世界にメタバースも関連してきます。
私たちは物理的な空間軸として3次元(縦・横・高さ)の世界に生きていますが、メタバースはユーザーが操作する3次元の仮想空間。時間の変化(時間軸)を加えれば、この世界と同じ“4次元的”に扱うことができる空間になります。
その世界観とはどのようなものか。それが理解しやすいのは2021年7月に公開された映画『竜とそばかすの姫』です。
4年前に公開された映画になりますが、「近い将来は、こうなる」と言っていた役人がいたとか。
この映画の構想がいつ時点から生まれたのか分かりませんが、新型コロナの感染者が日本で報道されたのは2020年1月。この時は、フィジカル面での制約が行われ、私たちの働き方にも影響を与えました。オンラインでのコミュニケーションでは、情報量の差が大きく、今のテクノロジーでは表現できなくて、対面でのコミュニケーションに勝ることはありません。しかし、その差を埋める技術革新が生まれ始める頃には、私たちはメタバースの世界でも仕事をし始めているのかも知れません。

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