日本銀行が進めるデジタル通貨の取り組み

デジタル通貨

前回の投稿では企業が進めるブロックチェーンのことを書きました。今回はその続きの投稿です。

この日本において、中央銀行は日本銀行のこと。この中央銀行が発行するデジタル通貨を CBDC 「Central Bank Digital Currency」と言います。

CBDC について、最近見聞きする機会1も増えていると思いますが、一般利用としては世界で初めて西インド諸島のバハマで導入されました(2019年)。主要経済国としては、中国は2019年末から実証実験を始めており、2022年北京冬季オリンピックにおいては外国人にも デジタル人民元(e-CNY)が販売されていたのは記憶に新しいところ2

北京国家体育場(愛称:鳥の巣)

世界の GDP の98%を占める134カ国の中央銀行は、2024年3月までに国家デジタル通貨の立ち上げを評価する段階にあると言われています3

日本においては、2016年11月には海外における議論と実証実験の調査が行なっており、2021年4月から CBDC に関する実証実験を行っています。 が、今のところ「デジタル円」が発行される予定は見当たりません。

日銀のホームページには、「中央銀行デジタル通貨」の専用ページが設けられており、過去の資料が確認することができます。次の資料は SBI が<金融高度化セミナー>として説明を行った資料と思われるが、直リンクしか見つからなかったもののデジタル通貨「XRP」を利用した実証実験が記載されていました(2016年11月の資料)。

時期は遡りますが同年7月、みずほ銀行は、ブロックチェーンを活用した国際送金の実証実験の開始を発表しておりました。もちろん、現時点ではみずほ銀行以外の他行も実証実験を行なっており、日銀がCBDC を進めるための下地は整いつつあり、「デジタル給与払い」の他にも法整備も進んでいる状況です。

デジタル給与、初年度の登録口座1.7万件 厚労省 - 日本経済新聞
厚生労働省は6日、デジタルマネーで給与を受け取る「デジタル給与払い」の登録口座が2024年度末時点で1万7210件だったと明らかにした。24年9月に第1号のPayPayの支払いが始まって半年ほどの実績となる。労働政策審議会(厚労相の諮問機関...

デジタル通貨においては、ボラティリティー(価格変動の度合い)が高いため、一般の方は忌避しているのが現状と思いますが、これから CBDC が本格的に進む可能性を考えると少額スタートで保有し初めてみるのはいかがでしょうか。CBDC の認知はまだ16%。暗号資産取引所の口座保有者はより少数派でしょう。

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  1. 2024年3月時点で CBDC の名称を聞いたことがある人は全体の16%
    中央銀行デジタル通貨「CBDC」、日本での導入は進むのか | NRI JOURNAL | 野村総合研究所(NRI) ↩︎
  2. 着々と拡大するデジタル人民元経済圏 | 中国のデジタル経済とチャイナ・イノベーションのトレンド | 野村総合研究所(NRI) ↩︎
  3. Central bank digital currency – Wikipedia ↩︎

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